ヒオドシチョウ~珍しい?生態写真や見分け方、生息地、食草、越冬、亜種などを解説~

タテハチョウ科
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ヒオドシチョウは、キタテハやシータテハ、エルタテハと見た目が似ている蝶で、キタテハよりは見る機会は少ないですが、シータテハやエルタテハよりは普通に見られる蝶です。翅に青色の縁取りがあるのが特徴です。

この記事では、これまでに観察したヒオドシチョウの写真を紹介します。

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ヒオドシチョウの紹介

2015年6月13日栃木県日光市のヒオドシチョウ
分布北海道、本州、四国、九州
生息環境山地
発生回数年1回
成虫が見られる時期周年
越冬の状態成虫で越冬
食草エノキ、ハルニレなど
亜種なし

ヒオドシチョウは年1回の発生で、5月下旬から6月上旬頃に羽化します。その後は成虫で越冬し、長ければ翌年の5月頃まで生きます。かつては市街地の均衡でも普通に見られた蝶ですが、開発により個体数を減らしています。分布は北海道から九州まで広く、東京都にも生息しています。

キタテハやシータテハ、エルタテハと見た目が似ますが、エルタテハは翅に青色の縁取りがあることで見分けることが可能です。

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ヒオドシチョウの見分け方

キタテハ、シータテハ、エルタテハ、ヒオドシチョウは見た目が非常に良く似ます。ここでは、シータテハの見分け方を紹介します。

ヒオドシチョウの見分け方

見分けるポイントは2点あります。

1点目は、後翅の裏面の白斑がキタテハはC字かL字型になります。これが、シータテハはC字形、エルタテハはL字形になります。

2点目は後翅の外縁の尾状突起部がキタテハは尖ります。これがシータテハやエルタテハ、ヒオドシチョウは丸まります。

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ヒオドシチョウの写真集

標本写真

ヒオドシチョウの標本写真(2001年7月8日愛知県瀬戸市で採集)

栃木県日光市&那須塩原市での生態写真

2015年6月13日栃木県日光市のヒオドシチョウ
2018年6月30日栃木県那須塩原市のヒオドシチョウ

栃木県日光市と那須塩原市で観察したヒオドシチョウです。非常に綺麗な個体であったことから、越冬個体ではなく、この年に羽化した個体と考えられます。青色の縁取りも綺麗に出ています。

茨城県つくば市&桜川市での生態写真

2015年5月30日茨城県つくば市のヒオドシチョウ
2018年4月8日茨城県つくば市のヒオドシチョウ
2015年6月7日茨城県桜川市のヒオドシチョウ

茨城県にある筑波山にヒオドシチョウは生息しています。ヒオドシチョウは花の蜜や樹液などに集まります。また、翅の裏側は枯葉のような模様をしており、木に止まると背景に溶け込みます。

東京都八王子市での生態写真

2015年4月12日東京都八王子市のヒオドシチョウ

東京都内にもヒオドシチョウは生息しています。八王子市内を散歩していると、越冬個体のヒオドシチョウを発見しました。ヒオドシチョウは成虫で越冬するため、気温が高くなると越冬から目覚めて飛び始めます。

神奈川県相模原市での生態写真

2023年3月21日神奈川県石砂山で観察したヒオドシチョウ

この日はギフチョウを観察することを目的に神奈川県相模原市の石砂山に行きましたが、時期が早かったためギフチョウは観察できませんでした。観察できたのは、ヒオドシチョウとテングチョウ、ミヤマセセリの3種類でした。この3種類の蝶は非常に多くの個体が観察できました。ヒオドシチョウとミヤマセセリは山頂に多く、テングチョウは麓に多くの個体がいました。

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