【蝶の生息地】筑波山周辺(茨城県)の蝶(アサギマダラ、モンキアゲハ、ゼフィルス他)

蝶の生息地

筑波山は関東に住んでいる方にとっては有名な山の1つではないでしょうか。877m程度のそれほど高くない山ですが、自然が多く残されており、多種多様な蝶が生息する場所です。自動車でのアクセスもしやすく、蝶の観察にオススメの場所です。

この記事では、これまで筑波山周辺で観察できた蝶を紹介します。

スポンサーリンク

2021年8月11日に観察した蝶(アサギマダラほか)

2021年8月11日に筑波山に行って蝶の観察をしてきました。

筑波山にはこれまで何度か蝶の観察に行っていますが、8月に行ったことはありませんでした。そのため、8月に筑波山で観察できる蝶を知るため、一度行ってみることにしました。

結論としては、特段珍しい蝶は観察することはできませんでしたが、アサギマダラをはじめとして多くの蝶を見ることができましたのでこの記事で紹介します。

撮影できたのは以下で紹介する6種類の蝶です。実際には以下で紹介する6種類以外にも、カラスアゲハやモンシロチョウ、スジグロシロチョウを観察しています。

キアゲハ

キアゲハ

男体山の山頂で占有行動をとる複数頭のキアゲハを見つけました。キアゲハは都心部の公園などでも観察できる蝶ですが、山頂でもよく見られる蝶です。見た目がよく似ているナミアゲハは山頂で見ることはほとんどないため、山頂占有性はキアゲハとナミアゲハの大きな違いの1つです。なかなか良い位置に止まらなかったため微妙な写真しか撮影することができませんでした。

ジャコウアゲハ

ジャコウアゲハ

ジャコウアゲハはこの日最もよく見た蝶です。御幸ヶ原で非常に多くのジャコウアゲハを観察することができました。これまでも筑波山で何度かジャコウアゲハを観察していましたが、これ程多くのジャコウアゲハを観察したのは今回が初めてでした。ジャコウアゲハは他の黒色系のアゲハチョウと比べてゆったり飛ぶ特徴があるので、飛んでいる姿からすぐに特定することができます。また、下草などにもよく止まりますので、カメラでの撮影も容易な蝶です。

ウラナミシジミ

ウラナミシジミ

ウラナミシジミを筑波山で観察したのは初めてです。男体山の山頂で多くのウラナミシジミを観察することができました。ウラナミシジミは秋になると数を増やす蝶ですので、これから秋にかけてどんどん数が増えていくものと思います。

ヤマトシジミ

ヤマトシジミ

ヤマトシジミは日本で最も生息数が多い蝶だと感じています。都市部の公園などで最も普通に見られる蝶で、ここ筑波山の御幸ヶ原でも見ることができました。翅の表側が黒いので、メスであるとわかります。対してオスは青色になります。

アサギマダラ

アサギマダラ

筑波山を代表する蝶であるアサギマダラにも出会うことができました。アサギマダラは登山道や御幸ヶ原、男体山山頂でそれぞれ観察することができました。特段珍しい蝶というわけではないのですが、飛び方が優雅で目を引きます。筑波山ではアサギマダラを観察するために訪れる人もいるぐらい、人気のある蝶です。ここ筑波山ではかなり高い確率でアサギマダラを観察することができますので、興味のある方は是非筑波山を訪れてみて下さい。

ツマグロヒョウモン

ツマグロヒョウモン
ツマグロヒョウモン(幼虫)

ツマグロヒョウモンもかなりの数観察することができました。また、成虫だけでなく、幼虫も観察できました。この幼虫はおそらく蛹になる直前の幼虫だと思われます。ツマグロヒョウモンはオスとメスで模様が異なります。上の写真はオスのツマグロヒョウモンです。メスはその名の通り、翅の先端に黒い模様があります。この日観察できたのはほとんどがオスで、メスは1頭のみ観察することができました。

2021年に入って始めて蝶の観察に行きました。行った場所は筑波山の南側にある宝篋山という山です。

この場所はこれまで行ったことがなく、初めて行く場所です。事前情報もなく、とりあえずどんな環境か一度見てみようと思い行ってきました。

結論から言うと、あまり多くの蝶の写真を撮影することはできませんでした。ですが、蝶の観察というのはこういったことの繰り返しです。初めから満足できる成果を得られることは難しいのが現実ですので、こういった上手くいかなかったことも記事として残していきたいと考えています。

スポンサーリンク

2021年5月30日に宝篋山で観察した蝶(アカシジミほか)

この日の目的は、この時期に発生し始めるゼフィルスを観察することでした。最低限アカシジミとウラナミシジミを観察したいと考えていました。また、少し早いですが、ミズイロオナガシジミも見られれば良いなと考えていました。

朝6時頃に宝篋山の麓につきました。麓はブナ系の木が生えていて、環境としては悪くないと思いました。そして、そのまま宝篋山の山頂に向かって歩きました。登山道は薄暗く、蝶がいる環境ではありませんでした。そのため、登山中に観察したのはコジャノメだけでした。

その後7時過ぎに山頂に到着しました。もう少しブナ系の木が生えていて、ゼフィルスがいる環境を希望していたのですが、特段そういった環境ではなく、ここにはゼフィルスがいないと感じたため、すぐに下山して山麓でゼフィルスを探すこととしました。そこで、ウラナミアカシジミやアカシジミに出会うことができました。

生息環境

ウラナミアカシジミ

山麓に戻り、ふと足元を見てみると、非常に綺麗なウラナミアカシジミが葉の上に止まっているのを見つけました。すぐにカメラの準備をして、急いでまずは1枚撮影しようとしましたが、残念ながらその直前に遠くに飛んで行ってしまい、そのまま見えなくなりました。

筑波山周辺ではこれまでにオオミドリシジミ、アカシジミ、ミズイロオナガシジミを撮影していて、ウラナミアカシジミは初めてでしたので、ここで撮影しておきたかったのですが残念です。その後は1度も姿を見ることができませんでした。

ウラナミアカシジミは主に夕方に活発に行動をする特徴があります。本日は午前中のみの観察でしたので、活発に飛ぶウラナミアカシジミに出会うことはできませんでしたが、夕方に行けば栗の花などで吸蜜するウラナミアカシジミに出会うことができるかもしれません。

アカシジミ

アカシジミ
アカシジミ(上の個体とは別個体)

アカシジミは2頭出会うことができました。こちらもウラナミアカシジミと同じで、夕方に活発に活動する蝶です。本日は午前中のみの観察でしたので、基本的には葉っぱの上でじっと止まっていました。まだ発生初期ですので、どちらも新鮮な個体でした。

筑波山周辺ではこれまでに何度かアカシジミを観察しています。この辺りでは最も普通に見られるゼフィルスです。

ルリシジミ

ルリシジミ

ルリシジミは非常に沢山の個体を観察することができました。特に栗の花の蜜を吸う個体が多く観察できました。ルリシジミは珍しさはありませんが、翅の表の青色が非常に綺麗で、飛んでいるとついつい見てしまいます。

アカタテハ

アカタテハ

帰り際にアカタテハを観察することができました。非常に綺麗な個体でしたので、今年発生した個体であると思われます。

コジャノメ

コジャノメ

コジャノメも何頭か出会うことができました。上の写真は、翅の先端が千切られていて、鳥に襲われたと思われます。この千切られた部分にはもともと蛇の目の模様がある場所です。コジャノメなどの蛇の目の模様を翅に持つ種は、捨て身の手段ですが、ジャノメを持つことで鳥にジャノメを攻撃させ、実際の胴体を守っています。この様にジャノメ部分を攻撃された個体を見つけると、ジャノメの模様がうまく機能していることがわかります。

ヒカゲチョウ

ヒカゲチョウ

ヒカゲチョウも何頭か見ることができました。こちらも珍しい種ではなく、極普通種です。

スポンサーリンク

2018年6月3日に観察した蝶(オオミドリシジミほか)

この日(2018年6月3日)は、筑波山の北側にあるきのこ山の麓に行ってきました。この場所は、ゼフィルスを観察することを目的に、事前にインターネットでブナ系の木がありそうな場所としてあたりをつけていた場所で、今年から観察を始めました。

実際に行ってみると、予想通りブナ系の木が豊富で、ゼフィルスが生息していそうな環境だと感じました。2018年5月27日に行ったときは、平地性ゼフィルスであるアカシジミとミズイロオナガシジミを観察することができました。

この日は、同じく平地性ゼフィルスであるオオミドリシジミを観察することができました。また、それ以外にも10種類の蝶(合計11種類)の蝶を観察することができましたので、以下ではその中で、オオミドリシジミとメスグロヒョウモンの2種類について紹介したいと思います。

オオミドリシジミ

この日は平地性ゼフィルスの1種であるオオミドリシジミを観察することができました。木の上でテリトリーを張っている♂を発見し、最初は山地性のゼフィルスを期待しましたが、結果としてはオオミドリシジミでした。ですが、オオミドリシジミもこれまで見る機会はそれほど多くはなかったので、この蝶に出会えたことは印象的でした。テリトリーを張っている♂は1頭だけでしたので、それほど多くの数生息しているというわけではないのかもしれません。

メスグロヒョウモン

メスグロヒョウモン

次にメスグロヒョウモンを紹介します。メスグロヒョウモンを筑波山で観察するのは今回が初めてです。オスとメスで模様が全く違う蝶で、その名の通りメスは黒色をしていてヒョウのモンはありません。今回観察したのはメスグロヒョウモンのオスになります。

スポンサーリンク

2018年5月19日&27日に観察した蝶(アカシジミ、ミズイロオナガシジミほか)

この2日間で、なんと16種類もの蝶を観察することができました。ここでは、その16種類の中で印象に残った4種(アカシジミ、ミズイロオナガシジミ、ナガサキアゲハ、ミスジチョウ)を紹介します。

アカシジミ

アカシジミ

平地性ゼフィルスの1種であるアカシジミを観察することができました。アカシジミは栗の花をよく訪れます。

ミズイロオナガシジミ

ミズイロオナガシジミ

その後、筑波山周辺を歩いていると、ミズイロオナガシジミに出会いました。翅が非常に綺麗で、動きも鈍かったため、まだ羽化したばかりかもしれません。これ程綺麗なミズイロオナガシジミを見たのは初めてです。ミズイロオナガシジミもアカシジミと同様に平地性ゼフィルスの1種です。関東ではこれまでに埼玉県で見たことがありますが、茨城県内で見るのはこの日が初めてです。

ナガサキアゲハ

ナガサキアゲハ

続いてはアゲハチョウ科のナガサキアゲハです。ナガサキアゲハは昔は関東には生息していなかった種ですが、今では関東でも普通に見ることができます。昔は見られなかった種であるため、いまだにナガサキアゲハを見つけると珍しい蝶を見つけた気分になります。黒色系のアゲハは基本的には大型ですが、特にナガサキアゲハのメスは非常に大型であり、インパクトが大きい蝶でもあります。この日は葉っぱの上で翅を休める本種にであることができました。

ミスジチョウ

ミスジチョウ

最後にミスジチョウを紹介します。都心の公園にも生息しているコミスジとは異なり、本種はもう少し山地でないと観察することができません。コミスジよりもやや大型であるため、飛んでいても見分けることが容易です。関東周辺では埼玉県飯能市や神奈川県箱根町、栃木県日光市などでこれまでに観察できました。筑波山周辺で観察したのはこの日が初めてです。

スポンサーリンク

2015年5月30日に観察した蝶(モンキアゲハほか)

なんとこの日は、筑波山周辺で19種類もの蝶を観察することができました。ここでは、その19種類の中から、モンキアゲハ、アサギマダラ、ウラギンヒョウモン、ヒオドシチョウの4種類について、写真付きで紹介をしたいと思います。

モンキアゲハ

筑波山のモンキアゲハ

まずはモンキアゲハです。筑波山の男体山の山頂で観察することができました。翅はボロボロの個体ですが、筑波山でモンキアゲハを観察するのは初めてでしたので、夢中でシャッターを切りました。東京都心近くでは、高尾の方でも見ることができるので、それほど観察の難易度が高い蝶ではありませんが、大型の蝶でインパクトがありますし、クロアゲハやカラスアゲハなどと比べるとみる機会は少ない蝶ですので、見つけると個人的にはテンションが上がります。

アサギマダラ

筑波山のアサギマダラ

長距離を旅することで有名なアサギマダラですが、この筑波山周辺では比較的よく見ることができます。移動する蝶ですので、”この場所に行けば必ず見られる”ということはなくて、ぶらぶらと歩いているとたまたま出会うというイメージの蝶です。この日は御幸ヶ原で出会うことができました。少し翅を休めているような感じでした。

ウラギンヒョウモン

筑波山のウラギンヒョウモン

首都圏でよく見られるヒョウモンチョウといえば、ツマグロヒョウモンとミドリヒョウモンで、ウラギンヒョウモンやギンボシヒョウモンは長野などの産地に行かないとなかなか見られないイメージがありました。そのため、この筑波山でウラギンヒョウモンが見られたのは少し驚きでした。御幸ヶ原の普通に生息していました。

ヒオドシチョウ

筑波山のヒオドシチョウ

最後はヒオドシチョウです。ヒオドシチョウは越冬する種ですが、この個体は越冬個体ではなく、この年に新たに発生した個体です。時期的にも羽化したてだと思われ、非常に綺麗なヒオドシチョウでした。

スポンサーリンク

2015年5月13日に観察した蝶(オナガアゲハ、ジャコウアゲハほか)

2015年5月13日に筑波山周辺で観察した蝶を紹介します。

筑波山は標高877m程度であり、標高の高いところに住む蝶(いわゆる高山蝶)が生息しているわけではありませんが、自然が豊で非常に多くの種が生息しています。この日は、9種類の蝶を観察しましたが、ここではその中で以下3種類の写真を紹介します。

  • オナガアゲハ
  • ジャコウアゲハ
  • アオバセセリ

オナガアゲハ

筑波山のオナガアゲハ

オナガアゲハは筑波山の御幸ヶ原で観察することができました。全国的に見てそれほど珍しい蝶というわけではありませんが、首都圏ではどこでも見られる蝶ではありません。その名の通り、尾が長いのが特徴で、慣れてくると翅の形などから飛んでいても見分けることができるようになります。通常は年に2回発生し、この個体は第1化の春型で、第2化の夏型と比べると小型になります。他の黒系のアゲハと同様に赤色の花を好む傾向があり、この日も赤い花の蜜を吸いに来ていました。

ジャコウアゲハ

筑波山のジャコウアゲハ

ジャコウアゲハは筑波山の麓のケーブルカー宮脇駅の近くで観察しました。ジャコウアゲハは、筑波山に限らずつくば市周辺で広く生息しています。

アオバセセリ

筑波山のアオバセセリ

アオバセセリは筑波山の男体山山頂で観察できました。こちらも全国的に見て珍しい蝶というわけではないのですが、これまでになかなか撮影機会に恵まれず、久しぶりに本種を見ることができました。飛ぶのが非常に早く、この日はなかなか止まらなかったため、良い写真を残すことはできませんでした。翅が鮮やかな青色をしており、オレンジ色の斑も綺麗で、個人的にはセセリチョウ科の中では好きな部類の蝶です。

コメント

タイトルとURLをコピーしました