【カブトムシのメス】土に潜る理由は?寿命は?動き回るのはなぜ?産卵中のゼリーやマットは?

カブト・クワガタ
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カブトムシを飼育しているんだけど、メスがマットにもぐったまま出てこない、、、オスはよく出てくるから安心だけど、メスは生きてるのかな、、、?

カブトムシを飼育していると、メスだけがマットにもぐったまま出てこないという経験をして心配になる人は多いです。

基本的にカブトムシは夜に行動する甲虫なので、昼間はオスもメスもマットにもぐったままじっとしていることはよくあるのですが、夜もメスが全然出てこないとなると心配になりますよね!?

ですが、メスが全然マットから出てこなくても、多くの場合は心配は不要です。この記事では、メスがマットにもぐったまま出てこない理由などを解説します。

逆にカブトムシがマットに潜らずマットの上を動き回っているんだけど大丈夫かな、、、?

この記事では、カブトムシのメスが動き回る理由や寿命などについても解説しますので、是非最後までご覧ください。

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まずは簡単にカブトムシについて解説

ヤマトカブトムシ

日本に生息するカブトムシは1種類だけだよね?

そう思っている人は多いのではないでしょうか?ツノが大きいヤマトカブトムシがあまりにも有名で、他にはカブトムシは存在していない、そう思っている人は多いと思います。実際には日本にはコカブトムシやタイワンカブトムシなど、数種類のカブトムシが生息しています

ですが、多くの人が飼育しているのはヤマトカブトムシですので、この記事ではヤマトカブトムシについて紹介します。また、この記事では、ヤマトカブトムシのことを”カブトムシ”として紹介します。

ヤマトカブトムシ(カブトムシ)は日本全国に広く生息しており、「昆虫の王様」と呼ばれることもあり、クワガタ虫と並んで人気のある昆虫です。

オスには大きな角があり、日本では沖縄に生息するヤンバルテナガコガネに次いで2番目に大きい甲虫で、80mmを越える個体もいます。主に広葉樹の雑木林に生息しており、樹液や腐った果実の汁をエサとします。

生息場所ほぼ日本全国
体長30~80mm程度

カブトムシのメスはツノが無いため、オスとメスの見分けは容易です。下の写真は交尾中のカブトムシですが、下にいるのがメス、上にいるのがオスです。

交尾をするカブトムシ
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カブトムシのメスが出てこない理由を解説

カブトムシのメス

カブトムシは基本的に夜行性ですので、どんなときでも昼間はマット(土)の中にもぐっていることがほとんどです。お腹を空かせたカブトムシは昼間でも樹液を吸っていることがありますが、昼間は鳥などの天敵に襲われる可能性が高いため、基本的には昼間は姿を隠します。

一方で、夜間であってもメスがマットにもぐったまま全然姿を現さない時があります。

その理由は、カブトムシのメスが産卵をしていることが考えられます。

産卵する時にマットにもぐる理由は?

カブトムシの幼虫

交尾をしたカブトムシのメスは、その後、産卵行動に入ります。カブトムシのメスは発酵が進んだマットの中に産卵しますので、産卵はマットにもぐって行います。カブトムシのメスがマットの中に産卵する理由は、発酵が進んだマットはカブトムシの幼虫のエサになるからです。

カブトムシのメスがマットの中に産卵する理由は、発酵が進んだマットはカブトムシの幼虫のエサになるからです。

産卵をする時は全くマットから出てこないの?

カブトムシの卵

カブトムシのメスは、産卵する時は長い間マットにもぐりっぱなしの時もありますが、ずっともぐって全く出てこないわけではありません

産卵は体力を使いますので、ある程度産卵するとお腹がへってエサを食べに上に出てきます

そして、エサを食べてお腹がいっぱいになったら、また産卵をするためにマットにもぐっていきます。

マットから出てこない時は必ず産卵しているの?

カブトムシのメスがマットから出てこないからといって、必ず産卵をしているわけではありません。

多くの場合は産卵をしていますが、たまにマットの中で息絶えてしまっていることがあります

実際に私も、飼育しているカブトムシのメスがマットから出てこないので産卵していると思っていましたが、息絶えてしまっていたことがありました。その時は、カブトムシの卵がいくつかマットに中にありましたので、産卵の途中で何らかの理由で息絶えてしまったのだと思われます。ゼリーは欠かさず与えていたので、食糧不足ではなく、何か別の理由があったのだと思います。

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カブトムシのメスが出てこない時に気を付けること

産卵行動中でマットから出てきたカブトムシのメス

次に、カブトムシのメスが産卵行動に入り、マットから出てこなくなった時に気を付けるべきことを紹介します。

【留意点①】ゼリーは欠かさずに与える

カブトムシのメスは産卵行動に入ってマットから出てこなくなっても、ゼリーは欠かさずに与えるようにしましょう。産卵中もお腹がすくとマットから出てきてゼリーを食べます。そして、お腹がいっぱいになるとまたマットにもぐって産卵をします。

この時にゼリーが無いと、体力が尽きて息絶えてしまいます

また、カブトムシのメスは産卵行動中はタンパク質を必要としますので、プロゼリーなどの高タンパクのゼリーがオススメです。

【留意点②】マットはカブトムシ産卵用のものを使う

カブトムシのメスが産卵するためには、産卵に適したマットを使用する必要があります。

カブトムシは発酵が進んだマットに好んで産卵します。

市販のカブトムシ産卵用のマットであれば問題なく産卵しますので、そういったものを選ぶようにしましょう。針葉樹のマットには産卵しませんので、産卵を目的とする場合は使用するのを控えましょう。

【留意点③】適度な温度・湿度を保つ

最後に、カブトムシを飼育する時は、適度な温度と湿度を保つようにしましょう。特に、真夏に直射日光が当たる場所に置いてしまうと、虫かごの中の温度が上昇しすぎてカブトムシが死んでしまう場合があります。

カブトムシの適温は20℃から28℃と言われています。30℃は超えないようにしましょう。

また、乾燥には弱い生き物ですので、適度に霧吹きなどで加湿するようにしましょう。乾燥しすぎたマットだと、孵化した幼虫も生きられません。

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カブトムシのメスの寿命は?

カブトムシの成長過程は一般的に以下の通りです。

7月から10月頃まで(卵から幼虫)

カブトムシの成虫が産卵して1~2週間程度で卵が孵化して、幼虫が大きく成長します。

11月から2月頃まで(幼虫)

気温が低くなることにより、カブトムシの幼虫が冬眠をしてエサを食べなくなります。

3月から4月頃まで(幼虫)

温度が高くなり、幼虫が冬眠から覚め、活動を再開してエサを食べるようになります。

5月から7月頃まで(蛹から成虫)

幼虫から蛹になり、蛹が羽化して成虫になります。

7月頃から8月頃まで(成虫)

カブトムシの成虫が活動して産卵をします。

つまり、カブトムシの寿命は成虫では2か月程度であり、卵から数えると約1年となります。一方で、カブトムシの成虫は、長生きさせるコツを押さえておけば、7月頃に羽化した成虫が12月頃まで生きることもできます。カブトムシを長生きさせるコツは以下になります。

  1. 多頭飼育を避けて単独飼育をする
  2. 交尾・産卵をさせない
  3. 止まり木を入れる
  4. 温度や湿度を適切に管理する
  5. エサを欠かさず与える
  6. 掘り出したりしない

カブトムシの寿命について、詳しくは以下の記事をご覧ください。

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カブトムシのメスが動き回るのはなぜ?

カブトムシのメスがマットから出て動き回って、なかなかマットに潜ってくれないことがあります。ここではその理由を解説します。

【理由①】産卵場所を探している

飼育ケースの環境がカブトムシの産卵に適しておらず、産卵場所を探している可能性があります。もし産卵セットを組んだ状態にもかかわらず、産卵せずにマットの上を動き回っているようであれば、何かしら産卵セットに問題がある可能性があります。

  • 飼育温度が高すぎる。
  • 産卵に適したマットではない。
  • 飼育ケース内に多くのオスがいる。

といった理由が考えられます。要因を分析して、カブトムシが産卵に適した環境にしてあげましょう。

【理由②】寿命が近づいている

寿命が近づいているとケース内を動き回ることがあります。寿命が近づいている時に動き回る理由ははっきりとは分かりません。寿命はどうしようもないので、見守ってあげることしかできません。

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