【オレンジ色の蝶々】身近な公園などで見つけたらコレ!

蝶の生態他
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近所でオレンジ色の蝶を見つけたけど種類が分からない。。。誰か種類を教えてほしい!

この記事ではそんな疑問に答えます。身近な場所でオレンジ色の蝶を見た場合は次の7種類の可能性が高いと言えます。これ以外にもオレンジ色の蝶は沢山いますが、まず最初に疑うべきはこの7種類です!

  • ツマグロヒョウモン:中型の蝶
  • キタテハ:中型の蝶
  • ヒメアカタテハ:中型の蝶
  • テングチョウ:小型の蝶
  • ベニシジミ:小型の蝶
  • アカシジミ:小型の蝶
  • イチモンジセセリ:小型の蝶
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ヒョウモン柄ならこれ!ツマグロヒョウモン

2008年6月6日東京都文京区のツマグロヒョウモン(左が♂、右が♀)
分布本州、九州、四国、沖縄
生息環境平地、山地
発生回数暖地では年4回~周年
成虫が見られる時期4月から11月頃
越冬の状態幼虫で越冬
食草スミレ科
亜種なし

マグロヒョウモンは本州、四国、九州、沖縄で最も普通に見られるヒョウモンチョウ類の1種です。 平地から山頂まで様々な環境で見ることができ、また、成虫が4月頃から11月頃までと長い期間観察できます。

元々は南方系の蝶ですが、1990年代頃から徐々に分布を北へ広げており、現在では中部地方や関東地方で最も普通に見られるヒョウモンチョウ類の蝶となりました。

ツマグロヒョウモンは♂と♀で模様が異なる蝶です。♂は翅の先端に黒い模様がありませんが、♀は黒色の模様があります。また、♂よりも♀の方が大きいのも特徴です。

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少し黒っぽいオレンジ色!キタテハ

2014年8月31日群馬県長野原町のキタテハ
分布北海道、本州、四国、九州
生息環境平地
発生回数年3~5回程度
成虫が見られる時期周年
越冬の状態成虫で越冬
食草カナムグラなど
亜種なし

キタテハは1年に3~5回発生し、成虫で越冬するため、ほぼ1年中成虫が見られる蝶です。分布は北海道から九州まで広いのですが、北海道では減少が著しく近年は記録がありません。北海道以外の地域では普通に見られ、東京都心でも普通に生息しています。

季節型がはっきりしている種であり、夏に発生する夏型と、秋に発生する秋型で模様が異なり、秋型は翅の切れ込みが大きく赤みが強い色になります。

成虫は花の蜜や樹液、腐った果物の汁をよく吸います。

キタテハは、シータテハやエルタテハ、ヒオドシチョウと見た目が似ており、特にシータテハに似るため同定には注意が必要です。

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赤っぽいオレンジ色!ヒメアカタテハ

2019年6月16日東京都町田市のヒメアカタテハ
分布北海道、本州、四国、九州、沖縄
生息環境平地、山地
発生回数年3~4回程度
成虫が見られる時期4月から11月頃まで
越冬の状態幼虫で越冬
食草ハハコグサ、ヨモギ、ゴボウなど
亜種なし

ヒメアカタテハは北海道から沖縄まで日本全国に分布する蝶です。成虫は年3~4回程度発生し、4月から11月ごろまで観察できます。秋になるにつれて個体数が増加し、8月ごろから各地で普通に見れるようになります。

飛び方は俊敏ですがよく止まり、花の蜜を吸ったり、地面から吸水したりする姿がよく見られます。

近縁種としてアカタテハがいますが、見た目はそれほど似ていないため見分けることは容易です。

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テングのような長い花を持った蝶!テングチョウ

2019年3月20日茨城県つくば市のテングチョウ
分布本州、四国、九州、沖縄
生息環境平地、山地
発生回数年1回
成虫が見られる時期周年
越冬の状態成虫で越冬
食草エノキ、エゾエノキなど
亜種日本本土亜種、南西諸島亜種

テングチョウは本州から沖縄まで広く分布し、平地から山地にかけて普通に見られます。成虫は年1回の発生で、5月下旬ごろから羽化し、成虫のまま越冬をします。そのため冬季でも暖かい日であれば成虫が飛ぶことがあります。越冬した個体は、通常3月頃になると飛び始めます。

日中に俊敏に飛翔し、花の蜜を吸うほか、地面の水を吸う姿がよく見られます。

屋久島以北の個体は日本本土亜種とされ、奄美諸島以南の個体は南西諸島亜種とされます。

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小型のオレンジ色の蝶!ベニシジミ

2019年5月5日茨城県土浦市のベニシジミ
分布北海道、本州、四国、九州
生息環境平地
発生回数年3回程度
成虫が見られる時期3月から11月頃
越冬の状態幼虫で越冬
食草スイバ、ギシギシなど
亜種なし

ベニシジミは最も普通に見られる蝶の1種で、北海道から九州の平地に生息します。都市近郊の公園や民家でも見られます。成虫は年に複数回発生し、北海道では年2~3回、九州の暖地では年4~5回発生します。

飛び方は俊敏ですが、下草によく止まります。また、花の蜜を吸う姿も良く見られます。

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夕暮れ時に飛ぶ赤いシジミチョウ!アカシジミ

アカシジミ
分布北海道、本州、四国、九州
生息環境平地、山地
発生回数年1回
成虫が見られる時期5月下旬から7月頃まで
越冬の状態卵で越冬
食草コナラ、ミズナラなどのブナ科の植物
亜種なし

年1回の発生で成虫は5月下旬頃から7月頃まで見られます。アカシジミは平地でも見られ、都心近郊の公園でも見られることがあります。活動時間は夕暮れ時で、栗の花に蜜を吸いにくるアカシジミが良く見られます。

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弾丸のように飛ぶ蝶!イチモンジセセリ

2017年8月27日東京都文京区のイチモンジセセリ
分布北海道・本州・四国・九州・沖縄
生息環境平地
発生回数年3~4回程度
成虫が見られる時期5月頃から11月頃まで
越冬の状態幼虫で越冬
食草イネなどのイネ科の植物
亜種なし

イチモンジセセリは東京都心でも普通に見られる蝶です。東北や北海道では越冬できませんが、秋になるに従い徐々に生息地域を広げ、北海道でも見られるようになります。特に8月下旬から9月頃に羽化した個体は集団で移動する性質があります。春に産まれる個体は、夏に産まれる個体と比較して小さくなる傾向が知られています。

飛び方は非常に俊敏で、弾丸のような飛び方をします。花をよく訪れ、花から花に俊敏に飛び回るイチモンジセセリを見かける機会がよくあります。また、地面に吸水する姿や、獣の糞などの汁を吸うイチモンジセセリを見ることもあります。この見た目から、蛾と間違われることも多い蝶です。

イチモンジセセリの幼虫はイネなどのイネ科の植物の葉を食べるため、”イネツトムシ”と呼ばれ、害虫として扱われることもあります。

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