サカハチチョウ～珍しい？生態写真や生息地、食草、越冬、亜種などを解説～

タテハチョウ科

2022.08.202023.10.08

サカハチチョウは春型と夏型で模様が異なる蝶です。アカマダラと非常に良く似ますが、アカマダラは北海道の特産種ですので、本州以南で見られるものはサカハチチョウと判断できます。北海道はアカマダラとサカハチチョウが混在するので注意が必要です。

この記事では、これまでに観察したサカハチチョウの写真を紹介します。

サカハチチョウの紹介

サカハチチョウは５月頃（春型）と７月頃（夏型）の２回発生します。春型と夏型は模様が異なります。山地に生息する蝶で、平地で見られることは基本的にありません。山地では比較的良く見られます。

北海道ではサカハチチョウによく似たアカマダラが生息していますので、同定には注意が必要です。北海道ではアカマダラよりも若干発生時期が遅いです。

サカハチチョウの夏型は、近縁種であるアカマダラの夏型と見た目が非常に良く似ます。ここではアカマダラの夏型との見た目の違いを解説します。

サカハチチョウ夏型とアカマダラ夏型の見分け方は２点あります。

１点目は、サカハチチョウは翅表の白斑が並行にならない点です。アカマダラ夏型は、この白斑が並行になります。

２点目は、サカハチチョウは翅表の白斑が翅の縁まで達っさない点です。アカマダラ夏型は、この白斑が翅の縁まで達します。

北海道で観察したサカハチチョウです。北海道ではサカハチチョウに非常に良く似たアカマダラが生息しているため、種の同定には注意が必要です。非常に綺麗な夏型の個体を観察することができました。

福島県で夏型のサカハチチョウを観察しました。サカハチチョウはこの時期は山地では比較的良く見られる蝶です。

茨城県北茨城市で春型のサカハチチョウを観察しました。

山梨県大月市で春型のサカハチチョウを観察しました。春型は夏型と比べるとオレンジ色が強く、一見して春型とわかります。

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