ホシミスジ~珍しい?生態写真や見分け方、生息地、食草、越冬、亜種などを解説~

タテハチョウ科
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ホシミスジは本州から九州に分布する蝶で、どこにでも普通に見られる蝶ではなく、生息地域は比較的限られます。コミスジやミスジチョウ、オオミスジと見た目が良く似ていますので、同定には注意が必要です。

この記事では、これまでに観察したホシミスジの写真を紹介します。

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ホシミスジの紹介

2016年9月25日東京都練馬区のホシミスジ
分布本州、四国、九州
生息環境平地、山地
発生回数年1回
成虫が見られる時期6月から7月頃
越冬の状態幼虫で越冬
食草シモツケ、ホザキシモツケなど
亜種なし

ホシミスジは本州から九州まで広く分布しますが、コミスジやミスジチョウと比較すると分布は局地的で、どこでも見られる蝶ではありません。主に丘陵地や山地に生息しますが、都市部の近郊でも見られることがあります。成虫は年に1回の発生で、6月から7月頃にかけて成虫が観察できます。

日中にやや低い位置を滑空するように飛び、下草などによく止まります。

見た目がコミスジやミスジチョウ、オオミスジとよく似ますので、同定には注意が必要です。

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日本蝶類図説(1904年の図鑑)に掲載されているホシミスジ

宮島幹之助(1904)『日本蝶類図説』.

翅色紋様はこみすじてふに似て稍大なり。前翅の前角は丸く中室内の白條は数個の紋に分かる。外帯列紋は後翅にては明なれども前翅上には極めて小なり。裏面の白帯には縁付ありて殊に中央部の外邊は最濃く縁付けらる。後翅の基部には大小数個の黒点あり。之れ識別の要点なり。外縁の半月状紋は極めて微かにして或は全く之を缺く。故プライヤー氏甫めて之を本邦に発見せり。山地に産す。

期節 七月

産地 本島、九州

仔虫食草等未詳

宮島幹之助(1904)『日本蝶類図説』.
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ホシミスジの見分け方

ホシミスジと良く似ていて、生息地域が重なることがあるコミスジ、ミスジチョウ、オオミスジとの見分け方を紹介します。

ホシミスジの見分け方

これら4種類の蝶は見た目がよく似ていますが、違いを覚えてしまえばそれほど見分けるのは難しくありません。一般的な見分け方としては、上の写真で示した通りとなります。

また、この見分け方以外には、翅の大きさにも違いがあります。翅の大きさは一般的に、オオミスジ>ミスジチョウ>ホシミスジ>コミスジとなります。

こういった翅の模様や大きさの違いから見分けることができます。

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ホシミスジの写真集

東京都練馬区&武蔵野市

2016年9月25日東京都練馬区のホシミスジ
2014年9月23日東京都武蔵野市のホシミスジ

東京都の石神井公園と井の頭公園でホシミスジを観察しました。ホシミスジは元々はこの場所には生息していませんが、突然姿を現しました。東京23区内にはホシミスジの生息地はありませんので、自然に発生したとは考え難いです。おそらく人為的な植栽などにより姿を現したものと思われます。ホシミスジはこの例のように、人為的に発生することがあります。

岐阜県恵那市

2008年8月16日岐阜県恵那市のホシミスジ

岐阜県恵那市でホシミスジを観察しました。ホシミスジはコミスジと比較すると山地に生息していることが多い蝶です。

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