夏休み!蝶に関する自由研究のネタ6選とオススメの書籍2選~アゲハチョウの育て方など~

蝶の生態他
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子供が学校の夏休みの自由研究のネタに困っている。

子供が蝶に興味があり、蝶のネタで自由研究をしたい

こんな要望の応えるため、この記事では蝶に関する自由研究のネタオススメ6選とオススメの書籍2選を紹介します。

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自由研究のネタオススメ6選

蝶の一生の観察(卵から幼虫まで)

蝶は、幼虫から蛹、成虫になるにつれて姿形が全く異なる完全変態をする昆虫の1種です。その変化の過程を観察・記録するだけでも立派な自由研究となります

代表的な例としてアゲハチョウの観察をしてみるのはいかがでしょうか。アゲハチョウは、ミカン科の植物を庭に植えておくだけで成虫が葉っぱに卵を産みに来ます。その卵を毎日観察していると、卵の孵化し幼虫になります。最初は鳥の糞のような模様をしている幼虫ですが、葉っぱを食べるに従い脱皮を繰り返し徐々に大きくなり、途中から緑色の幼虫に変化します。その後蛹となり、成虫となります。

アゲハチョウの卵
孵化したばかりのアゲハチョウの幼虫
鳥の糞のような模様のアゲハチョウの幼虫
緑色に変化したアゲハチョウの幼虫
アゲハチョウの蛹
アゲハチョウの成虫

準備するものは特になく、幼虫が食べる植物(アゲハチョウであればミカン科の植物)とカメラさえあれば十分です。

アゲハチョウの飼い方について、詳しくは以下の記事で紹介していますので、興味のある方はこちらも併せてご覧ください。

蝶の幼虫の食草

蝶の幼虫は種類によって食べる植物が異なります。例えばアゲハチョウの幼虫であればミカンの葉っぱなどの植物を食べます。一方でモンシロチョウの幼虫はレタスなどを食べます。

以下では個人的にオススメの植物を紹介します。

カラタチ、ミカン、ヘンルーダ、サンショウ

アゲハチョウやクロアゲハ、ナガサキアゲハ、カラスアゲハ等のアゲハチョウ科の幼虫が食べます。ミカンやヘンルーダ、サンショウはホームセンター等で苗を購入することができますので、是非試してみてはいかがでしょうか。

パセリ

パセリはキアゲハの幼虫の食草です。キアゲハは見た目はアゲハチョウに似ていますが、キアゲハの幼虫はミカン科の植物ではなくパセリやニンジン、セリ等の植物を食べます。その中でもパセリはホームセンターなどで数百円で苗が売られていて入手が簡単なので、我が家ではパセリを育てています。

ミヤギノハギ

キタキチョウ、ツバメシジミ、ルリシジミ、ウラナミシジミ、コミスジといった蝶の幼虫がミヤギノハギを食べます。また、ミヤギノハギは非常に丈夫な植物で、基本的に手入れをしなくても枯れることはないので、植物初心者の方にも非常にオススメな植物です。

ニオイスミレ

ミオイスミレはツマグロヒョウモンの幼虫の食草になります。ツマグロヒョウモンは数十年前は関東付近には生息しなかった蝶ですが、現在は関東をはじめ色々な場所で見ることができます。

オススメの植物について、詳しくは以下の記事で紹介していますので、興味のある方はこちらも併せてご覧ください。

蝶の分類

蝶の分類のイメージ

蝶は大きく分けてアゲハチョウ科、シロチョウ科、シジミチョウ科、タテハチョウ科、セセリチョウ科の5種類に分類されます。それぞれの代表的な蝶を公園などで観察し、それぞれの科の特徴をまとめてみてはいかがでしょうか。

蝶の季節型

多くの方は、蝶は1年に1回発生するものだと思っているかもしれませんが、実際は多くの蝶は1年に複数回世代交代を行っています。”多くの”と書いたのは、種類によって違うためです。例えばギフチョウは年1回発生(つまり年1回の世代交代)ですが、アゲハチョウは一般的に1年に4~5回程度世代交代を行います

アゲハチョウの場合、越冬した蛹から3~5月頃にかけて第1化が成虫に羽化し、その成虫が産卵し、第2化は5月~6月頃に羽化して成虫になります。この時、第1化は春型と呼ばれ、第2化以降は夏型と呼ばれます。一般的に夏型と比べて春型は小柄で黄色が鮮やかになる傾向があります。

アゲハチョウに限らず、様々な種で春型、夏型、秋型で模様が異なります。この様な季節型を観察してみてはいかがでしょうか。

春型のアゲハチョウ
夏型のアゲハチョウ

季節型について、詳しくは以下の記事で紹介していますので、興味のある方はこちらも併せてご覧ください。

蝶の擬態

蝶の天敵といえば鳥です。蝶は鳥に捕食されないようにするため、進化の過程で様々な守りの武器を手に入れてきました。例えばコノハチョウが枯葉に擬態しているというのは有名な話かもしれませんが、こういった様々な工夫で鳥から命を守っています。

以下は背景に同化する擬態の1種です。全ての蝶は鳥から身を守るために何かしらの工夫をしているはずです(そうしないと生きていくことができません)。

こういった視点から蝶を観察してみて自由研究の題材としてみてはいかがでしょうか。

擬態について、詳しくは以下の記事で紹介していますので、興味のある方はこちらも併せてご覧ください。

蝶の標本の作製

最近の蝶の観察はカメラで生態写真を撮ることが主流になりつつありますので、採取して標本を作製している方は減っているかもしません。ですが、標本とすることで、写真には写らない細かい模様や蝶の大きさ等がわかります。標本を作製するためには材料を集める必要があるので、少し労力がかかりますが、興味がある方はこの機会に試してみてはいかがでしょうか。

気を付ける点としては、場所や種類によっては蝶の採取が禁止されています。罰則がある場合もありますので、採取の際はしっかりと調べてからにしていただければと思います。

ギフチョウの標本
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自由研究を行うにあたってオススメの書籍

自由研究の実例紹介!「チョウはなぜ飛ぶか(日高敏隆著)」

アゲハチョウは毎日同じルートを飛ぶことが知られています。これは一般的に蝶道と呼ばれています。著者は、その謎を解明するため、日々蝶の観察を続けてその謎を解いていきます。図鑑等では蝶道があるというシンプルな結論は書いてありますが、この本を読むことでその理由について詳しく知ることができます。

また、蝶道だけでなく、なぜオスはメスを見分けられるのかや、食草をどのように見つけるのかなど、興味深い研究が観察の過程と共に記載されていて、より深く蝶の知識を得ることができるようになります。非常に読みやすい本ですので、1度手にとっていただくことをお勧めします。

分かりやすい蝶の図鑑!「フィールドガイド 日本のチョウ(日本チョウ類保全協会編)」

私が最もお世話になった本で、蝶を観察するときは必ず持ち歩いている本です。本の大きさもコンパクトであるため、持ち運びも楽で、記載されている情報もこの本さえあれば困ることは滅多にありません。

よく似ている蝶の見分け方についてもかなり詳しく書いてありますし、掲載されている写真も♂♀春型夏型秋型それそれ掲載されていたりするので、この1冊があれば種類を特定することが可能です。

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まとめ

この記事では、蝶に関する自由研究のネタオススメ6選とオススメの書籍2選を紹介しました。自由研究のネタオススメ6選は具体的には、

  • 蝶の一生の観察(卵から幼虫まで)
  • 蝶の幼虫の食草
  • 蝶の分類
  • 蝶の季節型
  • 蝶の擬態
  • 蝶の標本の作製

になります。

それぞれの項目のさらに詳しい内容については、このブログの他の記事で紹介していたりもしますので、この記事を取っ掛かりにして他の記事も是非ご覧いただければと思います。

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