【蝶の図鑑・書籍】昆虫のプロがオススメ!蝶が好きな人必見!

蝶の生態他
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  • 蝶を勉強したいけど、何から勉強して良いかわからない。
  • 蝶の種類はわかるけど、もっと深くまで勉強したい

私自身、蝶に関する書籍を色々と読んでみました。この記事ではその中から、初心者から上級者までの幅広い方向けに、オススメの図鑑や書籍を紹介します。

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オススメの図鑑

初心者にも中級者にもオススメ「フィールドガイド 日本のチョウ(日本チョウ類保全協会編)」

私が最もお世話になった本で、蝶を観察するときは必ず持ち歩いている本です。

本の大きさもコンパクトであるため、持ち運びも楽で、記載されている情報もこの本さえあれば困ることは滅多にありません。

よく似ている蝶の見分け方についてもかなり詳しく書いてありますし、掲載されている写真も♂♀春型夏型秋型それそれ掲載されていたりするので、この1冊があれば種類を特定することが可能です。

中級車から上級者にオススメ「日本産蝶類標準図鑑(白水隆著)」

日本に生息する蝶全種類について、その生態や分布等について非常に詳細に記載されている本です。

フィールドに持ち歩く本ではありませんが、自宅で蝶を調べるときにはこの本ほど情報がまとまっている本はありません。写真数も非常に多く、日本各地の写真が掲載されているため、同じ種でも地域による違いがよくわかります。

しかしながら、この本は現在は絶版となっており、新品を購入することはできないようです。そのため、購入するとしたら中古での購入になります。やや高額な本ですが、蝶を極めたい方にとっては必須の本と言えると思います。

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オススメその他の本

初心者にオススメ「チョウはなぜ飛ぶか(日高敏隆著)」

アゲハチョウは毎日同じルートを飛ぶことが知られています。これは一般的に蝶道と呼ばれています。

著者は、その謎を解明するため、日々蝶の観察を続けてその謎を解いていきます。図鑑等では蝶道があるというシンプルな結論は書いてありますが、この本を読むことでその理由について詳しく知ることができます。

また、蝶道だけでなく、なぜオスはメスを見分けられるのかや、食草をどのように見つけるのかなど、興味深い研究が観察の過程と共に記載されていて、より深く蝶の知識を得ることができるようになります。

非常に読みやすい本ですので、1度手にとっていただくことをお勧めします。

全員にオススメ「ぼくらの昆虫採集」

昆虫を「捕る」「撮る」「標本を作る」ことについて詳しく知ることができます。捕虫網の振り方や展翅方、カメラでの撮影方法など、勉強になることばかりです。

また、昆虫採集や標本作成で必要となる道具や、採集禁止な昆虫や場所もまとめられており、昆虫採集する人必携の本となっています。

全員にオススメ「なぜ蝶は美しいのか(フィリップ・ハウス)」

蝶の翅は非常に複雑な模様をしています。それに対しては著者はこう言っています。

「翅の紛らわしさがどんなものかは「人間」にはわらいづらいのですが、それはもともと人間ではなく、捕食動物たちを欺くために進化してきたからです。人間とは非常に異なった視覚正解を生きる捕食者たちは、人間なら見過ごしたり知覚すらできないような特徴を目印にしています。」

蝶が捕食者に対してどの様な錯覚を与え自らを防衛しているのかなど、非常にユニークな視点から蝶の美しさについて書かれている本です。

全員にオススメ「ギフチョウ88か所めぐり(蝶研出版)」

現在は絶版の本で、入手が難しい本ですが、ギフチョウの生息地が詳細に書いてある本です。

現在は環境が変化してすでに絶滅している地域も多いと思いますが、過去どの様な場所に生息していたかが詳細にわかります。

また表紙の模様は「魔法のカバー」と記載されており、この本によると「地面の日なたと日かげの境」に置くと、「ギフチョウが集まってくる」ということです。

まだ試したことはないのですが、いつかは試してみたいと思います。

上級者にオススメ「蝶の自然史(北海道大学図書刊行会)」

2000年頃に出版された少し古い本ですが、内容は非常に有益なものばかりです。

本書は、行動生態学や進化生態学など、様々な研究を体系的にまとめた本であり、内容はかなり上級者向けであるものの、読むと非常に勉強になることばかりです。

蝶の上級者を目指すなら、この本を読むことをオススメします。

上級者にオススメ「スーパー採卵術(蝶研出版)」

現在は絶版の本で、入手が難しい本ですが、内容は非常にユニークで唯一無二の本です。

タイトルが非常に刺激的な本ですが、内容はゼフィルスがどのような場所に卵を産むかを詳細に記載した本であり、ゼフィルスの生息環境を知ることができます。

ゼフィルスとはシジミチョウ科の一群の総称で、メタリックに輝く種類が多く、蝶好きの間では非常に人気のある種類です。

ゼフィルスは一見同じに見える見た目でも、種毎に生息環境が微妙に異なったり、また卵を産む環境も微妙に違っていたりします。

この本ではそういった微妙な違いを詳しく解説しており、この本を読めばゼフィルスの生息環境もよくわかるようになります。

前述の通り現在は絶版となっていますが、中古で購入できるお店もありますので、一度探してみてはいかがでしょうか。

私は(少し高かったですが、、、)中古で購入しました。

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