ヒメギフチョウ~珍しい?生態写真や見分け方、生息地、食草、越冬、亜種などを解説~

アゲハチョウ科
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ギフチョウと同様に、春を代表する蝶の1種です。ギフチョウと見た目が良く似ますが、生息地が分かれているため、生息地である程度見分けることが可能ですが、混生地もありますので混生地では注意が必要です。

この記事では、これまでに観察したヒメギフチョウの写真を紹介します。

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ヒメギフチョウの紹介

2016年5月7日長野県白馬村のヒメギフチョウ
分布北海道・本州
生息環境山地
発生回数年1回
成虫が見られる時期4月から5月頃まで
越冬の状態蛹で越冬
食草ウスバサイシンなど
亜種北海道亜種、本州亜種

ギフチョウと同様に、春を代表する蝶の1種です。カタクリ等の花をよく訪れます。警戒心はそれほど高くなく、近づいても逃げないことが多いです。幼虫はウスバサイシン、オクエゾサイシンを食草とします。

ギフチョウと似ますが、本種の方が小型であること、黒帯が細くて後翅外縁のオレンジ列が地色と同じ黄色になること等で違いがあります。また、ギフチョウと生息域がはっきりと分かれており、おおむねフォッサマグナより東では本種が、西ではギフチョウが生息します。長野県の白馬村をはじめとする数か所では両種が混在して生息しています(生息域の境界線を「リュードルフィア線」と呼ぶ)。

亜種として、本州亜種(inexpecta)、北海道亜種(yessoensis)が存在し、北海道亜種は、「エゾヒメギフチョウ」と呼ばれることもあります。

ギフチョウとヒメギフチョウの違い

ギフチョウとヒメギフチョウは、どちらも原始的なアゲハチョウであり、見た目は非常によく似ますが、生息域ははっきりとわかれています。わかれている理由としては、幼虫の食草が、ギフチョウはカンアオイ、ヒメギフチョウはウスバサイシンとわかれており、その分布に左右されるためです。生息域の境界線は、「リュードルフィア線」と呼ばれ、その境界線上には、ギフチョウとヒメギフチョウの両種が混在する地区があります。なお、「リュードルフィア」とは、ギフチョウの学名に由来します。

リュードルフィア線
(画像出典:国土交通省北陸地方整備局HP)
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ヒメギフチョウの写真集

長野県白馬村

2016年5月7日長野県白馬村のヒメギフチョウ
2016年5月7日長野県白馬村のヒメギフチョウ

長野県白馬村で観察したヒメギフチョウです。この場所はヒメギフチョウとギフチョウが混生する場所です。2016年に行ったときはヒメギフチョウとギフチョウの両方の種類を観察することができました。どちらも多くの個体を観察できました。観察した時期が5月と遅かったため、翅が痛んだ個体ばかりでした。翅が痛んでいない個体を観察したい場合は、4月に行くことをオススメします。

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