ヤマキチョウとスジボソヤマキチョウの違い・見分け方

蝶の見分け方
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日本には見た目がよく似た蝶が生息しており、蝶を観察していると同定に迷うことが多くあります。このブログでは、よく似た蝶の違いや見分け方を解説しています。

この記事では、ヤマキチョウとスジボソヤマキチョウの違い・見分け方を解説します。

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ヤマキチョウとスジボソヤマキチョウの見分け方

ヤマキチョウとスジボソヤマキチョウは見た目がよく似るため、同定には注意が必要です。ここでは、この2種の見分け方を紹介します。

ヤマキチョウとスジボソヤマキチョウの見分け方は主に3点あります。

  1. ヤマキチョウはスジボソヤマキチョウに比べて前翅の先端の突出が弱い。
  2. ヤマキチョウは前翅に桃色の縁取りがある。
  3. ヤマキチョウは後翅の翅脈が太い

ヤマキチョウ

ヤマキチョウの見分け方

スジボソヤマキチョウ

スジボソヤマキチョウの見分け方
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ヤマキチョウの紹介

2009年7月26日山梨県富士河口湖町のヤマキチョウ
分布本州
生息環境山地
発生回数年1回
成虫が見られる時期ほぼ周年
越冬の状態成虫で越冬
食草クロツバラなど
亜種なし

ヤマキチョウは日本では本州にのみ生息する蝶で、長野県・山梨県を中心とする中部地方と東北地方の一部にのみ生息します。近年は生息環境の悪化により個体数を減らしており、絶滅が危惧されています。成虫は年1回の発生で、7月頃から羽化が始まります。成虫のまま越冬し、翌年の春に再度活動を開始するため、ほぼ周年で成虫を観察することができます。

活動時間はおもに日中で、緩やかに飛翔し、花の蜜をよく吸います。

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スジボソヤマキチョウの紹介

2015年7月25日長野県南牧村のスジボソヤマキチョウ
分布本州、四国、九州
生息環境山地
発生回数年1回
成虫が見られる時期ほぼ周年
越冬の状態成虫で越冬
食草クロウメモドキ、クロツバラなど
亜種なし

スジボソヤマキチョウは、本州から九州まで広く日本に分布します。主に山地に生息し、平地ではあまり見られません。成虫は年1回の発生で、6月頃から羽化しはじめ、短い期間活動したあと夏眠に入り秋にまた活動を再開します。

活動時間は主に日中で、緩やかに飛翔し、花の蜜を吸うほか、地面から吸水する姿も見られます。

近縁種のヤマキチョウと見た目がよく似ますが、ヤマキチョウは生息環境の悪化により個体数が激減しているのに対して、スジボソヤマキチョウは山地では比較的よく見られます。

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