ナガサキアゲハ~珍しい?生態写真や見分け方、生息地、食草、越冬、亜種などを解説~

蝶の図鑑
↓YouTubeチャンネルはこちら!わかりやすく動画解説していますので是非ご視聴・チャンネル登録をお願いします!
※本サイトで紹介している商品・サービス等の外部リンクには、アフィリエイト広告を利用しているものがあります

こんにちは!昆虫写真家のNaoです。

ナガサキアゲハは分布が北上する代表的な種として扱われることが多くあります。以前は関東には生息していませんでしたが、現在では東京都内でも普通に見られるようになりました。ナガサキアゲハは大型のアゲハチョウで、特に夏型のメスは日本の蝶の中では最大級の大きさになります。

この記事では、これまでに観察したナガサキアゲハの写真を紹介します。

スポンサーリンク

ナガサキアゲハの紹介

2017年5月6日東京都文京区のナガサキアゲハ
分布本州・四国・九州・沖縄
生息環境平地
発生回数年3~5回程度
成虫が見られる時期5月から10月頃
越冬の状態蛹で越冬
食草夏ミカン、カラタチなど
亜種なし

ナガサキアゲハは、昔は「キュウシュウアゲハ」や「オオアゲハ」とも呼ばれていました。和名の「ナガサキ」は、シーボルトがナガサキで最初に採取したことに由来します。黒色系のアゲハチョウ科の中で唯一尾がないのが特徴です。

元々は九州や沖縄に生息していた蝶ですが、徐々に北上しており、今では東京都心の公園でも普通に見られます。成虫は年3~5回程度発生し、5月から10頃にかけて成虫が見られます。

♀は後翅に白い紋があり、一見モンキアゲハに似ますが、前翅の基部に赤い紋があること等から、飛んでいても見分けることができます。ツツジ等の赤色の花をよく訪れます。幼虫はナツミカン、ユズ等のミカン類の葉っぱを食べます。

ナガサキアゲハの見分け方

黒色系のアゲハチョウ科は、どれも見た目が見ているため、蝶に初めて興味を持った方は混乱しがちだと思います。ですが、それぞれの蝶の特徴と見分け方を押さえておけば、決して難しいことはありません。以下で見分け方を一覧で紹介しますので、迷ったときにはこれらの特徴を確認いただければと思います。

ナガサキアゲハの雌は後翅に大きな紋があり、モンキアゲハと似ますが、モンキアゲハが長い尾があるのに対して、ナガサキアゲハは尾が無いため、見分けるのは容易です。また、ナガサキアゲハは翅の付け根に赤色の模様があるのに対して、モンキアゲハはその模様がありません。

黒いアゲハの違いや見分け方については以下の記事で詳細を解説していますので、こちらの記事も是非ご覧ください。

【黒いアゲハ蝶】クロアゲハとカラスアゲハなどの違い・見分け方を紹介~幼虫の違いも解説~
この「よく似た蝶の見分け方」のシリーズでは、こういった蝶をどの様に見分けるのかについて紹介をしていきたいと思います。この記事では、クロアゲハ類・カラスアゲハ類の見分け方について紹介をしたいと思います。

ナガサキアゲハの写真集

茨城県桜川市

2018年5月19日茨城県桜川市のナガサキアゲハ

茨城県の筑波山でナガサキアゲハを観察しました。これまで何度か筑波山に行っていて、観察できた個体数はそれほど多くないため、生息数はそれほど多くはない印象です。後翅に大きな白紋があることから、翅が痛んだメスのナガサキアゲハであることが分かります。

【筑波山周辺(茨城県)の蝶】アサギマダラ、モンキアゲハ、ゼフィルス他
筑波山は関東に住んでいる方にとっては有名な山の1つではないでしょうか。877m程度のそれほど高くない山ですが、自然が多く残されており、多種多様な蝶が生息する場所です。自動車でのアクセスもしやすく、蝶の観察にオススメの場所です。この記事では、これまで筑波山周辺で観察できた蝶を紹介します。

埼玉県野田市

2025年6月8日千葉県野田市のナガサキアゲハ

埼玉県野田市で翅の破れたナガサキアゲハの♂を観察しました。この日・この場所で観察した黒いアゲハはほとんどがナガサキアゲハでした。

東京都文京区

2017年5月6日東京都文京区のナガサキアゲハ

現在は東京都内でもナガサキアゲハを普通に観察できます。東京都文京区にある小石川植物園では多くのナガサキアゲハが観察できます。薄暗い場所を俊敏に飛ぶため、なかなか撮影機会に恵まれませんが、個体数は非常に多い印象です。吸蜜に来ていたナガサキアゲハのメスを運よく観察することができました。夏型のナガサキアゲハの雌は非常に大きく、日本で最大級の大きさの蝶です。後翅に大きな白紋があることからメスであるとわかります。

【蝶の生息地】小石川植物園(東京都文京区)の蝶
2008年から2017年にかけて継続的に東京都文京区にある小石川植物園で蝶の観察を行ってきました。2008年から2017年にかけて観察した蝶を紹介します。

千葉県鴨川市

2026年9月22日千葉県鴨川市のナガサキアゲハ

千葉県鴨川市で彼岸花で吸蜜するナガサキアゲハを観察しました。左がメス・右がオスのナガサキアゲハです。どちらも翅がかなり傷んでいたしました。彼岸花は黒色系のアゲハチョウに人気があります。同じ場所でモンキアゲハも観察しました。

山口県岩国市

2010年7月18日山口県岩国市のナガサキアゲハ

山口県岩国市でカラタチに産卵するナガサキアゲハのメスを観察しました。山口県は、ナガサキアゲハが分布を北上させる以前からの生息地です。後翅に大きな白紋があることからメスであるとわかります。

沖縄本島

2009年8月31日沖縄本島のナガサキアゲハ

沖縄本島で観察したナガサキアゲハです。後翅に白紋が無いことから、オスのナガサキアゲハであることが分かります。

次に読むべきオススメの記事はこちら!

このサイトでは黒いアゲハ蝶の見分け方や、日本に生息する全種類の蝶を紹介しています。興味がある方は以下の記事を是非ご覧ください。

【黒いアゲハ蝶】クロアゲハとカラスアゲハなどの違い・見分け方を紹介~幼虫の違いも解説~
この「よく似た蝶の見分け方」のシリーズでは、こういった蝶をどの様に見分けるのかについて紹介をしていきたいと思います。この記事では、クロアゲハ類・カラスアゲハ類の見分け方について紹介をしたいと思います。
【日本にいる蝶の種類】日本の蝶全種類を紹介します
この記事では、「日本には何種類の蝶が生息しているの?」という疑問に答えたいと思います。

写真の利用について

この記事に限らず、このブログに掲載している写真はフリーに使っていただいて問題ありません。注意事項を以下に記載しますので、ご一読下さい。

  • このブログに掲載している全ての写真は、基本的に自由に使っていただいて問題ありません。事前連絡も不要です。
  • ただし、出典及びリンク(URL)は必ずご記載いただきますようお願いします。特に、インターネット上に当ブログの写真を掲載する場合は、リンク先の掲載を必ずお願いいたします(リンク先:https://www.choublog.site/)。
  • サイズの大きい画像をご希望の場合等については、お問い合わせフォームから個別にお問い合わせをお願いします。
↓電子書籍出版しています!図鑑や飼育本がどれも300~500円!
↓YouTubeチャンネルはこちら!わかりやすく動画解説していますので是非ご視聴・チャンネル登録をお願いします!
スポンサーリンク
プロフィール
この記事を書いた人
Nao

大学卒業後にキャリア官僚になるも、途中で退職。
現在は休日に昆虫の写真をとるサラリーマン。
野外では主に蝶の写真を撮影。
これまでに約200種類の蝶を撮影。残る種の多くは沖縄に生息する蝶。
家ではクワガタの累代飼育をしています。

Naoをフォローする
蝶の図鑑アゲハチョウ科
シェアする
Naoをフォローする
スポンサーリンク

コメント

タイトルとURLをコピーしました