【モンキチョウの幼虫の育て方】食草・エサや蛹の期間など生態を詳しく解説

蝶の幼虫

この記事では、日本で最も有名な蝶の1種であるモンキチョウの幼虫の実際の飼育記録を基に、幼虫のエサや育て方について解説をしていきます。

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モンキチョウの紹介

2014年9月6日に栃木県さくら市で観察したモンキチョウ
2018年6月24日に新潟県妙高市で観察したモンキチョウ
2018年6月17日に福島県三島町で観察したモンキチョウ
2015年8月8日に神奈川県箱根町で観察したモンキチョウ

モンキチョウは、その名の通り紋のある黄色い蝶ですが、全ての個体が黄色というわけではありません。上の写真では、上から3枚目と4枚目のモンキチョウはどちらかというと白色に見えると思います。ですが、この個体もモンキチョウです。

これは、♂と♀で色が異なるためです。♂のモンキチョウは必ず黄色になります。一方で、♀のモンキチョウは、白色の個体もいれば、黄色の個体もいます。ですので、白色の個体であれば必ず♀、黄色の個体であれば♂と♀どちらもあり得るということになります。

幼虫は都市部の公園などでもよく見かけるシロツメクサを食草とするため、都市部でも普通に見られます。また、山地や河川敷などでもよく見られ、様々な環境で生息している蝶です。

分布も北海道から沖縄まで日本全国で見られる蝶で、それゆえモンシロチョウなどと並んで日本で最も有名な蝶の1種であると言えます。

ミヤマモンキチョウという蝶と見た目は非常に良く似ていて見分けるのは難しいですが、ミヤマモンキチョウは浅間山系や飛騨山脈の標高1700m以上の場所にのみ生息する蝶であるため、通常観察できるのは基本的にモンキチョウということになります。また、モンキチョウの♀とモンシロチョウを見間違う人もいるかもしれません。

  • 食草:シロツメクサやコマツナギなどのマメ科の植物
  • 分布:日本全国
  • 成虫が見られる時期:3月頃から11月頃まで
  • 生息環境:農地や民家、河川敷、山地などに広く分布

日本蝶類図説(1904年の図鑑)に掲載されているモンキチョウ

1904年に出版された日本蝶類図説(宮島幹之助)に記載されているモンキチョウを紹介します。

宮島幹之助(1904)『日本蝶類図説』.

普通の種にして雄は全翅黄色を呈す。前翅外縁は帯褐黒色にして中に黄色又は黄白色に紋あり。中室先端には黒褐色の點を有す。後翅暗色を帯び外縁黒く、中央に橙黄色の紋あり。此紋は裏面に於て黄褐色の環にて圍まれたる銀白色紋をなす。故に又もんきてふの名あり。雌には二形あり。一は雄の如く黄色にして、一は帯黄白色なり。紋様は何れも雄と大差なし。晩秋にあらはるるものは往々成虫の状にて越年す。是れおつねんてふの名ある所以なり。期節により又變化多き種にして春生は小く夏生は大なり。

●期節 二月ー十一月

●産地 全国到處

●仔虫 暗緑色にして背に二條、側面に一條の白線を有す。からすのえんどう、うまごやし等野生豆科植物を食す。

宮島幹之助(1904)『日本蝶類図説』.

昔は成虫で越冬すると考えられていたため、オツネンチョウ(越年蝶)と呼ばれていましたが、その後の調査で幼虫で越冬することが判明し、現在は基本的にモンキチョウと呼ばれています。

生息環境は都市部の民家や公園から山地までと様々な環境で見られる蝶であり、分布は北海道から沖縄までと広いため、モンシロチョウなどと並んで日本で最も有名な蝶の1種です。

日本蝶類図説(1904年)でも産地は「全国到處」と記載されており、当時から日本全国で見られる身近な蝶であったと推測できます。

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モンキチョウの幼虫のエサ

モンシロチョウの幼虫はキャベツを食べることは知っているけど、モンキチョウの幼虫は何を食べるのかな?

モンキチョウの幼虫はマメ科の植物の葉を食べます。最も代表的なエサとしてはシロツメクサ(クローバー)です。シロツメクサは都会の公園でも普通に生えているため、モンキチョウは都心でも普通に生息しています。

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【実体験】モンキチョウの幼虫の飼い方・育て方

モンキチョウの卵

産卵直後のモンキチョウの卵

モンキチョウの卵は楕円形をしており、産卵直後は白色をしています。

産卵から3日後の孵化直前のモンキチョウの卵

産卵直後は白色だったモンキチョウの卵は、時間が経過すると徐々に黄色くなり、孵化直前は黒っぽい色になります。

モンキチョウの幼虫

孵化直後のモンキチョウの幼虫

卵から孵化したばかりのモンキチョウの幼虫は数ミリ程度の非常に小さな幼虫です。モンシロチョウの孵化直後の幼虫は頭が黄色をしていますが、モンキチョウの孵化直後の幼虫は黒色をしています。

孵化から2日後のモンキチョウの幼虫

モンキチョウの幼虫の食痕です。孵化直後のモンキチョウの幼虫はこの様に葉の中から食べていくようです。

孵化から7日後のモンキチョウの幼虫

孵化から1週間経ち、少し大きくなりました。孵化直後は真っ黒だった頭部は緑色になりました。

孵化から9日後のモンキチョウの幼虫

孵化から9日経ち、8mm程度の大きさになりました。以前育てたモンシロチョウの幼虫は、孵化から9日後に15㎜程度になっていましたので、モンシロチョウと比較すると成長が遅い印象です。

刺激を受けて丸くなるモンキチョウの幼虫

モンキチョウの幼虫は、少し刺激や振動を与えると、すぐに丸くなり食草から下に落ちてしまいます。モンシロチョウを育てた時はこういったことは無かったのですが、モンキチョウの幼虫は神経質のようです。

孵化から17日後のモンキチョウの幼虫

孵化から2週間以上経ち、幼虫はだいぶ大きくなりました。蛹になるまでもうすぐでしょうか。

蛹になるまでもうすぐと思われたモンキチョウの幼虫ですが、不慮の事故により亡くなってしまいました。ビンに水を入れて、シロツメクサのをさしてモンキチョウの幼虫を育てていましたが、モンキチョウの幼虫がシロツメクサから落ちて水の中に入ってしまいました。モンキチョウの幼虫は少しの刺激で食草から落ちてしまいますので、次は水に落ちないような対策をするようにします。

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