ミドリシジミ~珍しい?生態写真や見分け方、生息地、食草、越冬、亜種などを解説~

シジミチョウ科
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ミドリシジミは翅がエメラルドグリーンに輝く美しい蝶で、市街地でも見られることがあります。関東でも、東京都や埼玉県、千葉県、神奈川県などにも生息しています。東京都内では練馬区の石神井公園に生息しており、興味のある方は是非観察に訪れてみてはいかがでしょうか。

この記事では、これまでに観察したミドリシジミの写真を紹介します。

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ミドリシジミの紹介

2008年6月25日東京都練馬区のミドリシジミ
分布北海道、本州、四国、九州
生息環境平地、山地
発生回数年1回
成虫が見られる時期6月から7月頃
越冬の状態卵で越冬
食草ハンノキなど
亜種なし

ミドリシジミはゼフィルスと呼ばれるミドリシジミ類の蝶の一群に属します。市街地でも観察する機会があり、翅の美しさから人気がある蝶です。関東地方でも、東京都の石神井公園や埼玉県の秋ヶ瀬公園、横浜市の舞岡公園などでミドリシジミが観察できます。オスの翅の表面はエメラルドグリーンに輝く美しい色をしていますが、近縁種のメスアカミドリシジミやアイノミドリシジミと比較すると輝きは鈍いです。

成虫は年に1回発生し、6月から7月頃に見られます。幼虫はハンノキなどの葉を食べるため、ハンノキなどが生えている森林や公園などで観察できます。オスは夕方の16時から19時頃に活発に活動し、食樹のまわりを飛び回ります。メスはオスに比べて不活発で、積極的に飛び回ることはあまりありません。

分布は北海道から九州にまで広いのですが、南方に行くほど生息地は限定されます。

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ミドリシジミの見分け方

ミドリシジミの見分け方

上の写真の②が並行していれば、アイノミドリシジミやメスアカミドリシジミ、ヒサマツミドリシジミの可能性は排除できます。ミドリシジミの特徴としては、翅の裏の色に赤みがあることです。ミドリシジミはクロミドリシジミに似ますが、クロミドリシジミは翅の色がミドリシジミよりも黒いことから見分けることができます。また、ミドリシジミの幼虫はハンノキを食草としますので、ハンノキ林に生息していればミドリシジミの可能性が高いと言えます。

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ミドリシジミの写真集

北海道釧路市

2014年8月18日北海道釧路市のミドリシジミ

北海道釧路市にある釧路湿原には非常に多くのミドリシジミが生息していました。8月中旬と遅い時期でしたが、花の蜜を吸うミドリシジミの姿が見られました。私はこれまでに、これ程ミドリシジミが密に発生している場所を見たことがありません。ミドリシジミを観察したい人には、釧路湿原に行くことをオススメします。多くのミドリシジミに出会うことができます。

茨城県つくば市

2023年6月17日茨城県つくば市のミドリシジミ

茨城県つくば市でミドリシジミの♀を観察しました。早朝、里山の葉の上で静止しているミドリシジミです。少し遠くにいたため、画質の粗い写真となってしまいました。

東京都練馬区

2008年6月25日東京都練馬区のミドリシジミ
2008年6月25日東京都練馬区のミドリシジミ

東京都練馬区にある石神井公園にはミドリシジミが生息しています。東京23区内でミドリシジミが観察できる場所は多くはありませんが、石神井公園は比較的安定して生息している貴重な場所の1つです。私は2008年頃から継続的に観察をしましたが、その間に多くのミドリシジミと出会うことができました。ミドリシジミの生息数がそれほど多いわけではありませんので、出会えない時もありますが、都内にお住いの方は是非観察に出掛けてみて下さい。電車でも容易にアクセス可能な場所にあります。

埼玉県さいたま市

2016年6月11日埼玉県さいたま市のミドリシジミ

埼玉県さいたま市の秋ヶ瀬公園はミドリシジミが観察できる場所で有名です。ミドリシジミは埼玉県の蝶に指定されており、埼玉県内で人気の蝶の1種です。私が行った2016年6月11日には、多くのミドリシジミが観察できました。個体数としては、東京都内の石神井公園よりは多い印象です。バスや電車でアクセスしにくい場所にありますので、自動車で行くことをオススメします。

神奈川県箱根町

2015年8月8日神奈川県箱根町のミドリシジミ

神奈川県箱根町の箱根湿生花園にもミドリシジミが生息していました。時期が8月ということもあり、数はあまり多くありませんでしたが、数頭のミドリシジミが観察できました。最盛期の7月に行けば、もっと多くのミドリシジミと出会えたと思います。箱根湿生花園では、ミドリシジミ他にはスミナガシを観察することができました。

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