フタスジチョウ~珍しい?生態写真や生息地、食草、越冬、亜種などを解説~

タテハチョウ科
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フタスジチョウは、ミスジチョウに対して、翅表の白帯が2条であることから名付けられました。北海道と本州に生息し、北海道では比較的普通に見られますが、本州では東北地方から関東地方、中部地方にかけて局地的に生息します。

この記事では、これまでに観察したフタスジチョウの写真を紹介します。

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フタスジチョウの紹介

2014年7月25日群馬県嬬恋村のフタスジチョウ
分布北海道、本州
生息環境山地
発生回数年1回
成虫が見られる時期6月から7月頃
越冬の状態幼虫で越冬
食草ホザキシモツケ、シモツケなど
亜種北海道亜種、奥只見亜種、陸中亜種、本州亜種

フタスジチョウは北海道と本州に生息します。北海道では平地から山地にかけて良く見られますが、本州では東北地方、関東地方、中部地方の標高の高い山地に局地的に生息します。成虫は年1回の発生で、6月から8月頃に見られます。発生の遅い北海道の寒冷地では9月頃まで見られることもあります。

関東地方や中部地方の山地に生息する個体は白帯が細いのに対して、北海道に生息する個体は白帯が太くなることが知られています。地域による変異が大きいことがフタスジチョウの特徴です。

日本最古の図鑑とされる1904年『日本蝶類図説』(宮島幹之助)では、本種について「普通にして産地により其形状に大小あり」と記載されていることから、昔は普通種だったと考えられますが、現在は生息地が局地的で、本州では数を減らしている蝶です。

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フタスジチョウの写真集

北海道鶴居村

2014年8月18日北海道鶴居村のフタスジチョウ

北海道の釧路湿原で観察したフタスジチョウです。フタスジチョウは北海道から本州にかけて生息する蝶ですが、ここ北海道に生息する種は北海道亜種として分類されています。北海道亜種の特徴としては、白斑が顕著に発達し、白帯も非常に広いことです。本州のフタスジチョウと比較するとその差は歴然です。本州では局地的にしか生息していない蝶ですが、北海道では平地から山地にかけて普通に生息しています。釧路湿原でも見ることができました。

群馬県嬬恋村

2014年7月25日群馬県嬬恋村のフタスジチョウ
2014年7月25日群馬県嬬恋村のフタスジチョウ

群馬県の湯の丸高原地蔵峠でフタスジチョウを観察しました。本州では局地的に生息する蝶であることから、なかなか出会う機会が無かった蝶ですが、この場所で初対面となりました。

栃木県日光市

2015年6月20日栃木県日光市のフタスジチョウ

栃木県日光市でフタスジチョウを観察しました。本州ではなかなか見られない蝶ですが、日光には比較的多くの個体が生息していました。

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