ヒカゲチョウ(ナミヒカゲ)~珍しい?生態写真や生息地、食草、越冬、亜種などを解説~

タテハチョウ科
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ヒカゲチョウは、ナミヒカゲとも呼ばれ、本州から九州にかけて平地でも普通に見られる日本固有の蝶です。クロヒカゲやクロヒカゲモドキと見た目が似ており、同定には注意が必要です。

この記事では、これまでに観察したヒカゲチョウの写真を紹介します。

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ヒカゲチョウの紹介

2015年7月19日山梨県北杜市のヒカゲチョウ
分布本州、四国、九州
生息環境平地、低山地
発生回数年2回程度
成虫が見られる時期6月から9月頃まで
越冬の状態幼虫で越冬
食草メダケ、アズマネザサなど
亜種なし

ヒカゲチョウは本州から九州まで広く分布し、平地や低山地に生息する蝶です。個体数は多く、都市近郊でも普通に見られます。成虫は年2回の発生で、第1化は6月頃から発生し、第2化は8月下旬頃から発生します。活動時間は主に夕方で、夕暮れ時に活発に活動します。樹液や獣糞に集まります。

見た目はクロヒカゲやクロヒカゲモドキと似ており、クロヒカゲとは生息地が重なることがよくありますが、クロヒカゲと比較するとヒカゲチョウはやや明るい環境を好みます。

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ヒカゲチョウの見分け方

ヒカゲチョウはクロヒカゲやクロヒカゲモドキと見た目が非常に良く似ます。ここでは、クロヒカゲとクロヒカゲモドキとの見分け方を紹介します。

ヒカゲチョウの見分け方

ヒカゲチョウの特徴は3点あります。

1点目は、前翅の眼状紋が1~2個あることです。クロヒカゲモドキは明確に3個あることで見分けることができます。

2点目は、後翅の暗色条の曲がりが弱いことです。クロヒカゲはこの暗色条が強く曲がります。

3点目は、前翅の暗色短条が1本であることです。クロヒカゲはこれが2本になります。

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ヒカゲチョウの写真集

東京都練馬区

2016年9月25日東京都練馬区のヒカゲチョウ

東京都練馬区の石神井公園でヒカゲチョウを観察しました。ヒカゲチョウは都市近郊にも生息しており、石神井公園では多くのヒカゲチョウが観察できます。活動時間は主に夕方ですので、夕方に石神井公園に行くと、薄暗い場所を飛び回るヒカゲチョウが観察できます。

神奈川県箱根市

2009年6月19日神奈川県箱根町のヒカゲチョウ

神奈川県箱根町で観察したヒカゲチョウです。午前10時30分ごろに、翅を広げて止まるヒカゲチョウを観察しました。

山梨県北杜市

2015年7月19日山梨県北杜市のヒカゲチョウ

山梨県北杜市で、獣糞に集まるヒカゲチョウを観察しました。ヒカゲチョウはこの写真のように、樹液や獣糞に集団で集まる姿が見られます。

山梨県大月市

2009年6月12日山梨県大月市のヒカゲチョウ

山梨県大月市で観察したヒカゲチョウです。翅を広げて止まるヒカゲチョウが観察できました。

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