エゾミドリシジミ~珍しい?生態写真や見分け方、生息地、食草、越冬、亜種などを解説~

シジミチョウ科
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エゾミドリシジミはエメラルドグリーンに輝く美しい蝶です。ジョウザンミドリシジミと見た目がよく似ており、生息地も重なることが多いのですが、ジョウザンミドリシジミは午前中活動するのに対して、エゾミドリシジミは主に午後に活動する蝶です。主に山地に生息する蝶で、見る機会はそれほど多くない蝶です。

この記事では、これまでに観察したエゾミドリシジミの写真を紹介します。

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エゾミドリシジミの紹介

2017年7月15日福島県猪苗代町のエゾミドリシジミ
分布北海道、本州、四国、九州
生息環境山地
発生回数年1回
成虫が見られる時期6月から8月頃
越冬の状態卵で越冬
食草ミズナラ、コナラなど
亜種なし

エゾミドリシジミはゼフィルスと呼ばれるシジミチョウ科の1群の中の1種類です。オスの活動時間は午後で、15時から16時頃が活動のピークになり、卍巴飛翔を行い占有行動をとります。ジョウザンミドリシジミと見た目がよく似ており、生息地も重なることが多いのですが、ジョウザンミドリシジミは午前中活動するのに対して、エゾミドリシジミは主に午後に活動する蝶です。

成虫は年に1回の発生で、6月から8月頃まで見られます。メスの生き残りが9月頃まで見られることもあります。

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エゾミドリシジミの見分け方

エゾミドリシジミの見分け方

エゾミドリシジミはオオミドリシジミやジョウザンミドリシジミ、ハヤシミドリシジミと似ますが、上の写真の②の赤斑が連続することから見分けることができます。特にジョウザンミドリシジミとよく似ていて、生息地の重なることがありますが、ジョウザンミドリシジミは午前中に活動し、エゾミドリシジミは午後に活動することから、活動時間帯である程度見分けることも可能です。

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エゾミドリシジミの写真集

北海道小樽市

2015年7月14日北海道小樽市のエゾミドリシジミ

北海道小樽市の林道で卍巴飛翔をして占有行動を行うエゾミドリシジミを見つけました。時間は午後12時半ごろです。本州では山地に生息することが多いエゾミドリシジミですが、ここでは平地の林道に生息していました。

青森県鰺ヶ沢町

2016年7月9日青森県鰺ヶ沢町のエゾミドリシジミ

青森県で観察したエゾミドリシジミです。青森県の岩木山はゼフィルスの宝庫と呼ばれるほど、多くのゼフィルスが生息しています。エゾミドリシジミも岩木山に生息していることを確認しました。この個体は積極的に飛び回ることなく、じっと止まっていました。時間は午前9時半ごろです。

富山県南砺市

2018年6月24日富山県南砺市のエゾミドリシジミ

富山県にある医王山はゼフィルスが豊富に生息する場所です。これまでに、ウラクロシジミやジョウザンミドリシジミ、アイノミドリシジミなどを観察しました。エゾミドリシジミも医王山に生息するゼフィルスの1種です。この写真のように、非常に綺麗な個体を観察することができました。

福島県猪苗代町

2017年7月15日福島県猪苗代町のエゾミドリシジミ
2017年7月8日エゾミドリシジミ

福島県の磐梯山もゼフィルスの種類が豊富な場所です。これまでに、ジョウザンミドリシジミやアイノミドリシジミなど、非常に多くのゼフィルスを観察しました。私が見た場所では、エゾミドリシジミとジョウザンミドリシジミは同じ場所に生息していました。午前はジョウザンミドリシジミが卍巴飛翔を行い、午後になるとエゾミドリシジミの置き換わります。見事なほど、時間による住み分けがしっかりと行われていました。

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