【沖縄本島の蝶の種類】県蝶のオオゴマダラやアゲハチョウなど

蝶の観察記録
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沖縄では非常に多くの蝶が生息しています。本州で見られる蝶とは違い、南国の蝶が多く生息しています。本州で蝶を観察している人にとっては、沖縄で見る蝶は見たことのない蝶ばかりで、外国に来たような気分になります。

この記事では、これまでに沖縄本島で観察した蝶を紹介します。なお、私が過去に石垣島で観察した蝶は以下の記事で紹介していますので、興味のある方はこちらも併せてご覧ください。

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アゲハチョウ科の蝶(4種類)

アオスジアゲハ

2009年8月29日に沖縄県本部町で観察したアオスジアゲハ

とても色鮮やかなアオスジアゲハと出会いました。アオスジアゲハは本州でも最も普通に見られるアゲハチョウ科の蝶で、沖縄本島と本州では模様の違いもほとんどありません。沖縄でも普通に生息していることが確認できました。

ジャコウアゲハ

2009年8月29日に沖縄県本部町で観察したジャコウアゲハ

ジャコウアゲハも本州で普通に見られるアゲハチョウ科の蝶です。本州のジャコウアゲハは日本本土亜種とされているのに対して、沖縄本島のジャコウアゲハは奄美・沖縄亜種とされていて、色や大きさが本州の種とは異なります。ゆったりと飛翔するジャコウアゲハを観察することができました。

シロオビアゲハ

2009年8月28日に沖縄県糸満市で観察したシロオビアゲハ
2009年8月28日に沖縄県糸満市で観察したシロオビアゲハ

シロオビアゲハは本州には生息していない蝶で、これが私の初見でした。シロオビアゲハのメスは遺伝的多型現象の例として有名で、オスのようにシロオビ型になる個体とベニモンアゲハに擬態した赤斑の模様となる個体がいます。

ナガサキアゲハ

2009年8月31日に沖縄県名護市で観察したナガサキアゲハ

ナガサキアゲハは元々は南方系の蝶ですが、北方への分布拡大に伴い現在では東京でも普通に見られる蝶になりました。非常に大型のアゲハチョウ科の蝶で、尾状突起が無いのが特徴です。遠い位置にある花で吸蜜をしていたため、良い写真を残すことはできませんでした。

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シジミチョウ科の蝶(3種類)

オジロシジミ

2009年8月30日に沖縄県名護市で観察したオジロシジミ

オジロシジミは沖縄や奄美諸島に生息する蝶ですので、観察したのはこれが初めてです。周辺ではクロマダラソテツシジミが多く生息していたため、この個体も最初はクロマダラソテツシジミだと思って撮影していました。撮影後に写真を確認している中で、オジロシジミだということが判明しました。

クロマダラソテツシジミ

2009年8月28日に沖縄県南城町で観察したクロマダラソテツシジミ

今回の旅で圧倒的に個体数が多かった蝶はクロマダラソテツシジミでした。本州でヤマトシジミの出会うのと同じような感覚でクロマダラソテツシジミが生息していました。クロマダラソテツシジミは元々は日本に生息していなかった蝶で、1992年に初めて沖縄で記録されました。その後一時的に途絶えましたが、近年は沖縄屋九州南部などで定着しています。

ヒメシルビアシジミ

2009年8月27日に沖縄県那覇市で観察したヒメシルビアシジミ

ヒメシルビアシジミも今回の旅でよく見かけました。沖縄や奄美諸島などに生息する蝶ですので、私としては初めて見る蝶でした。ヤマトシジミよりも一回り小さく、本州では見ないサイズの蝶でした。

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シロチョウ科の蝶(3種類)

ウラナミシロチョウ

2009年8月29日に沖縄県本部町で観察したウラナミシロチョウ

沖縄県では比較的普通に見られる蝶ですが、そもそも沖縄に行くのが初めてでしたので、私にとっては初めて見る蝶でした。沖縄県に生息する蝶で、稀に本土でも迷蝶として記録されます。

シロチョウ科の蝶の中では大型で、このサイズのシロチョウ科の蝶を見ると南の島に来たという感覚になります。

ツマベニチョウ

2009年8月29日に沖縄本島で観察したツマベニチョウ

ツマベニチョウも沖縄や九州南部にのみ生息する蝶ですので、この時が初見でした。沖縄では比較的個体数が多く、普通に見られる蝶です。

モンシロチョウ

2009年9月2日に沖縄本島で観察したモンシロチョウ

モンシロチョウは沖縄から北海道まで日本全国に生息する蝶です。見た目がよく似ているスジグロシロチョウは沖縄には生息しないため、スジグロシロチョウと見間違えることはありません。

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タテハチョウ科の蝶(7種類)

アオタテハモドキ

2009年9月1日に沖縄県読谷村で観察したアオタテハモドキ

以前は沖縄島では土着していなかったのですが、現在は沖縄島より南部で土着している蝶です。少しずつ北上を続けていて、九州南部でも観察できることがあります。

ウスイロコノマチョウ

2009年8月31日に沖縄県名護市で観察したウスイロコノマチョウ

沖縄県や九州南部で観察できる蝶です。夏型と秋型で模様な異なります。この時観察できたのは夏型のウスイロコノマチョウです。もう少し時期が遅くなると秋型が見られるようになります。

オオゴマダラ(県蝶)

2009年9月1日に沖縄県名護市で観察したオオゴマダラ

オオゴマダラは昆虫館などではよく見ていた蝶ですが、野生のオオゴマダラを見るのは初めてです。黄金に輝く蛹が有名ですが、成虫もとても綺麗な模様をしています。非常に大きなタテハチョウ科で、とてもインパクトの強い蝶です。

オオゴマダラは沖縄県の県蝶に指定されています。沖縄県のホームページでは、オオゴマダラは以下の通り紹介されています。

中琉球が分布の北限にあたること、沖縄の自然の豊かさの象徴として自然環境の保全・再生の普及啓発を図ること、沖縄県では広域分布種であり、広く県民に親しまれているという理由で「オオゴマダラ」が県の蝶に選ばれました。

引用:沖縄県HP(https://www.pref.okinawa.jp/site/kankyo/shizen/hogo/kenchou.html)

カバマダラ

2009年8月30日に沖縄県読谷村で観察したカバマダラ

かつては南西諸島にのみ生息する蝶でしたが、徐々に北上しており、現在では九州南部でも観察することができる蝶です。

スジグロカバマダラやツマグロヒョウモン♀と一見似ていますが、本種は黒色の筋や紋がないため、容易に見分けることができます。

ツマムラサキマダラ

2009年8月28日に沖縄県南城市で観察したツマムラサキマダラ

初めて見る蝶で、とても綺麗な蝶でした。元々は迷蝶で日本には土着していませんでしたが、1992年頃から沖縄県で定着しています。

リュウキュウアサギマダラ

2009年8月29日に沖縄県本部町で観察したリュウキュウアサギマダラ

奄美大島より南に土着していて、沖縄では最も普通に見られるマダラチョウです。

リュウキュウミスジ

2009年9月2日に沖縄本島で観察したリュウキュウミスジ

本州のコミスジとよく似ていますが、コミスジは沖縄県には生息していないため、コミスジかリュウキュウミスジかで迷うことはありません。飛び方もコミスジそっくりで、初めてみる蝶にもかかわらずあまり新鮮な感じはしませんでした。沖縄では生息数は多いようで、複数頭のリュウキュウミスジを観察することができました。

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セセリチョウ科の蝶(1種類)

チャバネセセリ

2009年8月28日に沖縄県平和記念公園で観察したチャバネセセリ

チャバネセセリは本州でも普通に観察できるセセリチョウ科の蝶で、沖縄県でも観察することができました。

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