メスアカミドリシジミ~珍しい?生態写真や生息地、食草、越冬、亜種などを解説~

シジミチョウ科
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メスアカミドリシジミはエメラルドグリーンに輝く翅をもち、”森の宝石”と呼ばれることがあるぐらい美しい蝶です。

この記事では、これまでに観察したメスアカミドリシジミの写真を紹介します。

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メスアカミドリシジミの紹介

メスアカミドリシジミ
分布北海道、本州、四国、九州
生息環境山地
発生回数年1回
成虫が見られる時期6月から7月頃
越冬の状態卵で越冬
食草ヤマザクラなど
亜種なし

メスアカミドリシジミは年に1回、6月から7月頃に見られるシジミチョウ科の蝶です。ゼフィルスと呼ばれるシジミチョウ科の1群で、翅がエメラルドグリーンに輝く非常に美しい蝶です。多くのゼフィルスの幼虫はブナ科の植物を食べますが、メスアカミドリシジミはヤマザクラなどのバラ科の植物の葉を食べます。

オスは主に午前中に活動し、9時頃から正午頃まで卍巴飛翔をして占有行動をします。飛翔は俊敏です。

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メスアカミドリシジミの見分け方

メスアカミドリシジミの見分け方

上の写真の②が交差していれば、アイノミドリシジミかメスアカミドリシジミのどちらかになります。メスアカミドリシジミはアイノミドリシジミと良く似ますが、アイノミドリシジミは上の写真の①が不明瞭であるのに対して、メスアカミドリシジミは明瞭であることから見分けることができます。ただし、翅の擦れたメスアカミドリシジミは、①の模様が薄れている場合もありますので注意が必要です。

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メスアカミドリシジミの写真集

青森県鰺ヶ沢町

2016年7月9日青森県鰺ヶ沢町のメスアカミドリシジミ

青森県にある岩木山はゼフィルスの山地として有名です。2016年に岩木山に行ったときは、ジョウザンミドリシジミやアイノミドリシジミなど、非常に多くのゼフィルスと出会いました。アイノミドリシジミにも出会うことができました。観察した時間は9時半ごろで、卍巴飛翔で占有行動をしていました。

栃木県日光市

2018年7月16日栃木県日光市のメスアカミドリシジミ
2018年7月14日栃木県日光市のメスアカミドリシジミ

日光市はゼフィルスが多く生息します。これまでに、アイノミドリシジミやフジミドリシジミ、ジョウザンミドリシジミなどを観察してきました。アイノミドリシジミも行けば必ず出会えるゼフィルスです。アイノミドリシジミと生息場所が同じであることもありますが、アイノミドリシジミは6時から10時頃に活発に活動するのに対して、メスアカミドリシジミは9時頃から正午頃が活動時間なので、時間帯によってある程度見分けることもできます。

山梨県北杜市

2015年7月19日山梨県北杜市のメスアカミドリシジミ

山梨県北杜市の林道を歩いていると、アイノミドリシジミとメスアカミドリシジミに出会えました。アイノミドリシジミの幼虫はコナラやミズナラなどのブナ科の植物を食べるのに対して、メスアカミドリシジミの幼虫はヤマザクラなどのバラ科の植物を食べるため、同じ林道沿いでも生息場所は異なっていました。

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