ヒカゲチョウとクロヒカゲとクロヒカゲモドキの違い・見分け方

蝶の見分け方
※当サイトではアフィリエイト広告を利用して商品を紹介しています。
※当サイトではアフィリエイト広告を利用して商品を紹介しています。

日本には見た目がよく似た蝶が生息しており、蝶を観察していると同定に迷うことが多くあります。このブログでは、よく似た蝶の違いや見分け方を解説しています。

この記事では、ヒカゲチョウとクロヒカゲとクロヒカゲモドキの違い・見分け方を解説します。

スポンサーリンク

ヒカゲチョウとクロヒカゲとクロヒカゲモドキの見分け方

ヒカゲチョウ

ヒカゲチョウの見分け方

ヒカゲチョウの特徴は3点あります。

1点目は、前翅の眼状紋が1~2個あることです。クロヒカゲモドキは明確に3個あることで見分けることができます。

2点目は、後翅の暗色条の曲がりが弱いことです。クロヒカゲはこの暗色条が強く曲がります。

3点目は、前翅の暗色短条が1本であることです。クロヒカゲはこれが2本になります。

クロヒカゲ

クロヒカゲの見分け方

クロヒカゲの特徴は3点あります。

1点目は、前翅の眼状紋が1~2個あることです。クロヒカゲモドキは明確に3個あることで見分けることができます。

2点目は、後翅の暗色条の曲がりが強いことです。ヒカゲチョウやクロヒカゲモドキはこの暗色条の曲がりが弱くなります。

3点目は、前翅の暗色短条が2本であることです。ヒカゲチョウやクロヒカゲモドキはこれが1本になります。

クロヒカゲモドキ

クロヒカゲモドキの見分け方

クロヒカゲモドキの特徴は3点あります。

1点目は、前翅の眼状紋が3個あることです。ヒカゲチョウやクロヒカゲは1~2個なので見分けることができます。

2点目は、後翅の暗色条の曲がりが弱いことです。クロヒカゲはこの暗色条の曲がりが強くなります。

3点目は、前翅の暗色短条が1本であることです。クロヒカゲはこれが2本になります。

スポンサーリンク

ヒカゲチョウの紹介

2015年7月19日山梨県北杜市のヒカゲチョウ
分布本州、四国、九州
生息環境平地、低山地
発生回数年2回程度
成虫が見られる時期6月から9月頃まで
越冬の状態幼虫で越冬
食草メダケ、アズマネザサなど
亜種なし

ヒカゲチョウは本州から九州まで広く分布し、平地や低山地に生息する蝶です。個体数は多く、都市近郊でも普通に見られます。成虫は年2回の発生で、第1化は6月頃から発生し、第2化は8月下旬頃から発生します。活動時間は主に夕方で、夕暮れ時に活発に活動します。樹液や獣糞に集まります。

見た目はクロヒカゲやクロヒカゲモドキと似ており、クロヒカゲとは生息地が重なることがよくありますが、クロヒカゲと比較するとヒカゲチョウはやや明るい環境を好みます。

スポンサーリンク

クロヒカゲの紹介

2015年6月27日長野県東御市のクロヒカゲ
分布北海道、本州、四国、九州
生息環境平地、山地
発生回数年3回程度
成虫が見られる時期5月から10月頃まで
越冬の状態幼虫で越冬
食草メダケ、アズマネザサ、ヤダケなど
亜種名義タイプ亜種、御蔵島亜種

クロヒカゲは北海道から九州まで広く日本に分布する蝶で、平地から山地まで色々な環境に生息しています。個体数は多く、薄暗い林道を歩くとクロヒカゲに出会う機会が多くあります。成虫は年3回程度の発生で、第1化は5月頃から始まります。

スポンサーリンク

クロヒカゲモドキの紹介

2022年7月17日山梨県韮崎市のクロヒカゲモドキ
分布本州・四国・九州
生息環境山地
発生回数年1回
成虫が見られる時期7月から8月頃
越冬の状態幼虫で越冬
食草アシボソなど
亜種なし

クロヒカゲモドキは年1回の発生で、早ければ6月下旬ごろから見られ、主に7月から8月に見られる蝶です。ヒカゲチョウやクロヒカゲと似ますが、これらの蝶は普通種であるのに対して、クロヒカゲモドキは全国的に減少が著しく、出会うことは稀な蝶です。

成虫は樹液や地面に落ちた果物などをエサとします。地面で吸水する姿も見かけます。日中の暑い時間帯は活動を行わず、夕方ごろに最も活発に活動します。

コメント

タイトルとURLをコピーしました